【ポケモンWCS2017準優勝】使用構築
はじめまして
メカジキと申します。今回は引退前の最後の記事となるので気合を入れて書きました。最後まで読んでいただけたら幸いです。
【前書き】
〈2017ルールについて〉
WCS2017のルールは昨年のGSとは立ち回り方法が大きく異なる為、慣れるのに時間が掛かりました。発売から3月まで受験期だったので環境に少し乗り遅れたと感じています。故に、インターネット予選は勝ち抜いたもののライブ大会では良い成績を残すことが出来ませんでした。
このままでは世界大会も惨敗になってしまうと思い、勉強と相談しつつなるべく対戦に時間を費やすようにしていました。
その努力が、2年連続世界大会決勝の舞台へ導いてくれたのだと思います。
〈構築を決めるにあたって〉
シニアの環境を予想できなかったのでスタン系統の構築を考えるようにしました。そこでAFK(ウインディ カプ・レヒレ カミツルギ)やGACT(ガブリアス ウインディ テッカグヤ カプ・コケコ)に注目し、選択へ迫りました。
私自身、GACTで結果を残せた事が多く、慣れていたのでこちらを考慮しましたが新しいものにも触れてみたいと思い、AFKにしました。
AFKは相性補完が素晴らしいのですが、立ち回りより読みが求められていて使いこなすのは難しかったです。しかし、私は相手の行動を読む自信があったのでAFKを煮詰めることにしました。
肉付けとして、ポリゴン2 ギガイアスを確定とし、残りの1枠をカプ・コケコかトゲデマルにしようか迷いましたが、前者が好きだったのでそちらにすることにしました。
〈2017ルールの実績〉
・International Challenge February 世界1位
・ポケモンジャパンチャンピオンシップス予選 5位
・Pokémon World Championships 準優勝
【構築名】
アローラbig6
【構築の個別解説】
カプ・コケコ
特性:エレキメイカー
持ち物:デンキZ
性格:おくびょう
調整:159(108)-108(0)-126(164)-132(132)-96(4)-179(100) ※A個体値0
技:10まんボルト ボルトチェンジ マジカルシャイン まもる
H:16n-1
B:補正有りガブリアスのダブルダメージじしん確定耐え
C:余り
D:余り
S:最速109族(キュウコン カミツルギ等)抜き抜き 最速110族(ゲンガー等)抜き
このルールで私が一番信用しているポケモンです。素早さ種族値130族から繰り出される技は多くのポケモンを縛ることができ、色々な選択肢を持つことができます。めざめるパワーほのおを入れるか検討しましたが、カプ・コケコを大切にしたいという気持ちからボルトチェンジを使用することにしました。
カプ・レヒレ
特性:ミストメイカー
持ち物:バンジのみ
性格:ひかえめ
調整:175(236)-72(0)-138(20)-155(204)-154(28)-108(20) ※A個体値0
技:だくりゅう ムーンフォース めいそう まもる
H:16n-1
B:補正有りガブリアスのZじしん確定耐え
C:余り
D:C169いのちのたまウツロイド(S上昇調整)のヘドロばくだん確定耐え
S:最速ガラガラ抜き抜き
高耐久アタッカー。世界大会では全ての試合に選出させました。だくりゅうは命中率不安で信用できない技ですが、相手のウインディの出る方向を読まなくて済むので仕方なく採用しました。めいそうはウインディのバークアウトと合わせてポリゴン2を腐らせるという時に使用します。
ウインディ
特性:いかく
持ち物:とつげきチョッキ
性格:いじっぱり
調整:185(156)-165(156)-101(4)-108(0)-115(116)-125(76)
技:フレアドライブ しんそく じならし バークアウト
H:6n-1
A:11n
B:余り
D:無補正カプ・テテフの(フィールド有り)Zサイコキネシス確定耐え
S:最速テッカグヤ抜き
カプ・レヒレの飼い犬。カプ・レヒレを守る為なら後出しだってします。いかく、じならし、バークアウトで隣のポケモンをサポートします。ウインディ+カプ・レヒレの先発が最も安定していたと思います。持ち物がとつげきチョッキであるのは、まもるの必要ない盤面が多かったからです。また、“てだすけ+カプ・コケコやカプ・テテフのZ技”で即死することが多かったので一回は耐えるようにとつげきチョッキを持たせました。
ギガイアス
特性:すなおこし
持ち物:イワZ
性格:ゆうかん
調整:191(244)-183(92)-150(0)-80(0)-122(172)-27(0) ※S個体値0
技:いわなだれ ストーンエッジ のろい まもる
H:191調整
A:余り
B:無補正カミツルギのリーフブレード確定耐え
D:(すなあらし有りで)補正有りカプ・テテフのZサイコキネシス確定耐え
S:最遅
トリックルーム下での最強アタッカー。Zストーンエッジで多くのポケモンに確定1発を取れます。のろいとワイドガードで迷いましたが、相手の“トリックルームのターン稼ぎのまもる”に合わせてのろいを積む行動に強みを感じたのでこちらにしました。
カミツルギ
特性:ビーストブースト
持ち物:こだわりスカーフ
性格:いじっぱり
調整:137(20)-236(108)-157(44)-71(0)-68(132)-155(204)
技:リーフブレード スマートホーン せいなるつるぎ はっぱカッター
H:6n-1
A:余り
B:無補正ガブリアスのほのおのキバ確定耐え
無補正ガブリアスのZじしんを87.5%の確率で耐え
D:補正有りカプ・テテフの(フィールド有り)サイコキネシス確定耐え
無補正いのちのたまカプ・コケコの(フィールド有り)10まんボルト確定耐え
S:準速スカーフガブリアス抜き
お掃除当番です。耐性が素晴らしく火力もおかしいです。強すぎて他に言うことはありません。
ポリゴン2
特性:ダウンロード
持ち物:しんかのきせき
性格:ひかえめ
調整:191(244)-76(0)-127(132)-148(76)-122(52)-81(4) ※A個体値0
技:10まんボルト れいとうビーム じこさいせい トリックルーム
H:191調整
B:無補正カミツルギのZせいなるつるぎを93.7%の確率で耐え
C:191-106ガブリアスをれいとうビームで確定1発
D:補正有りカプ・テテフのZサイコキネシス確定耐え
S:余り
僕が考えた中で一番美しい調整だと思います。ギガイアスを活躍させる為のトリックルーム要員です。GACTという並びに対して一番有利に行動できるポケモンだと考えています。このパーティはカプ・テテフがやや重たいのでおんがえしを入れようか悩みましたが、テッカグヤへの打点が無くなる事が嫌だった為10まんボルトを選びました。
【主な選出】
vs AFK
表: 裏:
vs GACT
表: 裏:
vs イーブイバトン
表: 裏:
vs 雨パ
表: 裏:
その他のパーティは上記のどれかの選出です。
【対戦動画】
Pokémon World Championships Finals
【この構築を使って】
完璧な構築でした。直すべき箇所もありません。世界大会に最高の構築を持って行けて良かったと思っています。
【最後に】
私は2017年の世界大会をもって、ポケモンを一時休止したいと思います。大学受験が控えているので勉強に専念します。大学に進学したらまたポケモンを再開しようかなと考えています。
中学1年の11月にORASを始めてまだ3年も経っていませんが、2回も世界大会に出場できて本当に嬉しかったです。多くの方達と関われたことは貴重な経験でした。
ただ1つ、満足できなかったのは世界大会で優勝出来なかったことです。もしまたポケモンに触れる機会があったら、次こそは優勝したいです。いや、優勝します。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
そして、今まで応援してくれた皆さん本当にありがとうございました!
【JCS2017予選抜け】 使用構築
こんにちは!メカジキです。
今回はジャパンチャンピオンシップス2017のシニアカテゴリで使用した構築を紹介したいと思います。
最高レート1812のとき1500前半に鬼火外して負けました。これ以上負けると危ないと判断したので最終レートは1784です。
構築名「シャンディ騎士部スタン改(メカジキver)」
勝敗数は覚えていないです…笑
【構築詳細】
ガブリアス @こだわりスカーフ
特性:さめはだ
性格:いじっぱり
技:じしん いわなだれ どくづき ほのおのキバ
配分:191(60)-198(236)-116(4)-x-106(4)-148(204)
ウインディ @フィラのみ
特性:いかく
性格:いじっぱり
技:フレアドライブ おにび ほえる まもる
配分:191(204)-154(76)-101(4)-x-116(124)-128(100)
カプ・コケコ @いのちのたま
特性:エレキメイカー
性格:おくびょう
技:10まんボルト ほうでん マジカルシャイン まもる
配分:146(4)-x-106(4)-146(244)-96(4)-200(252)
カプ・テテフ @エスパーZ
特性:サイコメイカー
性格:ひかえめ
技:サイコキネシス ムーンフォース ちょうはつ まもる
配分:175(236)-x-126(224)-166(4)-136(4)-118(20)
バルジーナ @サイコシード
特性:ぼうじん
性格:おだやか
技:イカサマ バークアウト はねやすめ おいかぜ
配分:217(252)-x-126(4)-76(4)-160(244)-101(4)
テッカグヤ @たべのこし
特性:ビーストブースト
性格:しんちょう
技:ヘビーボンバー かえんほうしゃ やどりぎのタネ まもる
配分:199(212)-124(20)-145(172)-114(0)-146(92)-83(12)
選出は特に決めていません、相手に刺さっているであろうポケモンを組み合わせました。中でもよく選出したのは 表ウインディ+カプ・テテフ 裏ガブリアス+テッカグヤ で一番安定して勝てたと思います。
《この構築を作るにあたって》
僕はINC(Feb)から裏にスカーフガブリアス+テッカグヤを置くという選出に安定感を感じていた為、最初にこの二体をパーティに入れました。そして、汎用性の高いウインディやカプ・コケコ次にいれる事で俗に言うGACT構築へとなりました。最後に2枠余り、カプ・テテフを使ってみたい気持ちがあったのでバルジーナとともに加えました。ここでガチトリパが重たいことに気づき、ウインディにほえるを入れて勝率を安定させることができました。
《この構築の欠点》
・ワイドガードギガイアスが止まらない。
・こちらのカプ・テテフが遅い為、ミラーで不利な択が続く。
・ポリゴン2を火力で押し切ることが難しい。
構築を使用してて上記3つの点が不便だと感じました。
《最後に》
この時期は課題などで忙しく、パーティをあまり回さないまま予選を始めることになり、欠点に気づけなかったのだと思います。 もしこの予選を抜けることが出来たら、本戦こそは1つの構築を煮詰めたいと思います。
東京で会いましょう👍
最後まで読んでいただきありがとうございました!
【INC Feb 優勝 最高1890】使用構築
はじめまして、メカジキと申します。
今回はInternational challenge Februaryで使用した構築を紹介したいと思います。
成績は 38勝4敗、最終レートは1890でした。
※画像が大きいです、すみません…
構築名「~〜エミリアスタン~~」
【構築詳細】
性格:いじっぱり
技:じしん どくづき ほのおのキバ いわなだれ
配分:207(188)-176(76)-116(4)-x-123(140)-135(100)
ドラゴンと言えばメイドラゴンですね、「小林さんちのメイドラゴン」というアニメがオススメです!
性格:いじっぱり
配分:181(124)-154(76)-101(4)-108(0)-118(140)-136(164)
カプ・レヒレ @オボンのみ
性格:ひかえめ
技:だくりゅう ムーンフォース めいそう まもる
配分:175(236)-x-138(20)-156(212)-154(28)-107(12)
カプ・コケコ @デンキZ
性格:おくびょう
配分:159(108)-x-133(220)-125(76)-96(4)-179(100)
テッカグヤ @たべのこし
性格:のんき (S個体値31)
配分:199(212)-125(28)-145(68)-128(4)-146(196)-72(0)
エルフーン @ノーマルZ
性格:ひかえめ
技:エナジーボール しぜんのちから ちょうはつ おいかぜ
配分:165(236)-x-106(4)-141(252)-96(4)-138(12)
【基本選出】
No.1…(表)ウインディ&カプ・レヒレ (裏)ガブリアス&テッカグヤ
困ったらこれ。この選出で負けたことがない(多分)
No.2…(表)エルフーン&カプ・レヒレ (裏)ガブリアス&テッカグヤ
相手の構築にテッカグヤとカプ系がいないorテッカグヤとレヒレ以外のカプ系がいない時の選出。
~この構築を使用して~
・こちらのスカーフガブリアスが相手のスカーフカプ・テテフを抜いていないことが度々あったため、使い勝手が悪かった。
・テッカグヤの素早さに下降補正を掛けていたため、「ウインディのじならし+隣をテッカグヤに交代」というムーブが行いにくかった。
・あくタイプに対していたずらごころが発動しないことを知らなかったため、バルジーナのおいかぜを止められず、盤面がキツくなってしまった。
改善点がまだ沢山あるので、これからも調整していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
【ポケモンWCS2016準優勝】 使用構築
◎世界大会使用構築
僕は全国大会ではカイオーガレックウザを使用していたのですが、ある方にグラードンゼルネアスを推されたため使用することにしました。初めはドータクンを用いた(俗に言うBIG-B)構築を考えたのですが、めざめるパワー氷を持つグラードンにより壊滅することに気付いたので今の構築(以下BIG6)に至りました。
結果:世界大会準優勝
★グラードン @べにいろのたま
技:ふんか だいちのちから 10まんボルト まもる
特性:ひでり→おわりのだいち
性格:おくびょう
努力値配分:C252 D4 S252
S90族から上を取り、高火力で相手のポケモンを縛る。
だんがいのつるぎを採用したかったが、相手のグラードンを縛ることが出来なかったり、命中不安が問題だったため、特殊型を採用。
・ふんか
高火力範囲技。ファイアローと組み合わせると、カイオーガがいない限り炎技でゴリ押せる。
・だいちのちから
対グラードン用。ピンポイントかもしれないが、HPが削れてふんかを打ちづらい場面でも役に立つ。
・10まんボルト
対ファイアロー、カイオーガ用。対カイオーガというのは、ファイアローのブレイブバードと組み合わせた際に縛れるということ。
・まもる
特に説明することはない。
★ゼルネアス @パワフルハーブ
技:マジカルシャイン ムーンフォース ジオコントロール まもる
特性:フェアリーオーラ
性格:おくびょう
努力値配分:H B4 C60 D4 S252
ガルーラやボーマンダやドーブルなどを隣に並べ、ジオコントロールを積み、一気に圧力をかける。特性とムーンフォースの相性が良く、半減でもダメージに期待ができる。
・マジカルシャイン
ジオコントロールを積んだ後に打つ。2段階上昇からの範囲技はかなりの信頼を持てる。
・ムーンフォース
2段階上昇していれば、大半のフェアリー等倍のポケモン縛れる。
・ジオコントロール
ゼルネアスの代名詞。この技がある限り、相手は特殊型のポケモンを選択しづらくなる。
・まもる
集中攻撃されることが多いため、当然のまもる。
★ガルーラ @ガルーラナイト
技:やつあたり ふいうち グロウパンチ ねこだまし
特性:せいしんりょく→おやこあい
性格:ようき
努力値配分:H4 A252 S252
S100族ノーマルタイプといった高性能なポケモン。おやこあいは、ドーブルのきあいのタスキを貫通し縛れる有能特性。グロウパンチを積むことによって相手に圧力をかけることが出来る。
・やつあたり
すてみタックルとの選択に困ったが、圧力をかけるポケモンが反動ダメージを食らうことは好ましくない。おんがえしでないのは、へんしんドーブルやメタモンを意識したため。
・ふいうち
先制技。この技を持つことで縛れるポケモンも増える。だが、あまり打たない。
・グロウパンチ
格闘枠。けたぐりも考慮したが、ガルーラが50%の乱数であった。トリックルーム下のふいうちで圧力をかけるために積み技を採用。
・ねこだまし
このルールでは必要不可欠。1ターンでも相手に有利が出来てしまったら流れを持って行かれるため採用。
★ボーマンダ @ボーマンダナイト
技:ハイパーボイス すてみタックル おいかぜ まもる
特性:いかく→スカイスキン
性格:むじゃき
努力値配分:A4 C252 S252
高火力範囲技の持ち主。特性がとても優秀で、いかくにより物理型2体を並べられることはほぼない。特殊耐久の薄いグラードンへのハイパーボイスはダメージに期待できる。
・ハイパーボイス
高火力範囲技。採用しない理由がない。
・すてみタックル
ハイパーボイスがあまり通らないカイオーガへの物理打点。ワイドガード警戒の択でも活躍する。
・おいかぜ
S操作技。相手においかぜ要員がいた際、有利を取られてしまうので採用。
・まもる
正味この技を必要と感じる場面が少なかった。ほえるを持たせた方が良かったと感じる。
★ファイアロー @いのちのたま
技:ブレイブバード フレアドライブ おいかぜ よこどり
特性:はやてのつばさ
性格:ようき
努力値配分:H4 A252 S252
縛り性能が最も高いポケモン。残りHPが少なくてもおいかぜを先制で打つという仕事人。
・ブレイブバード
このルールでは飛行タイプの貫通性が良いため、縛りやすい。
・フレアドライブ
強い晴れ状態の時、とてつもないダメージを与えることが出来る。
・おいかぜ
先制おいかぜはファイアローの強みの一つ。
・よこどり
クロバットに対抗する技。おいかぜやファストガードを盗むことが出来る。
★ドーブル @きあいのタスキ
技:ねこだまし ダークホール このゆびとまれ ワイドガード
特性:ムラっけ
性格:のんき (実数値S84)
努力値配分:H252 B252 D4
トリックルーム下でダークホールを打つ。主にガルーラとゼルネアスの護衛に努める。このポケモンを見せるだけで、相手の先発はドーブル意識の並びになることが確定する。
・ねこだまし
高火力のポケモンや面倒な事をしそうなポケモンに打つ。ゼルネアスの起点を作る。
・ダークホール
両方のポケモンを停止させるこのルール最強の技。ドーブルの代名詞。
・このゆびとまれ
ゼルネアスがファイアローに縛られる事が多々あったので採用。
・ワイドガード
カイオーガやグラードンなどの高火力範囲技を阻止する。
世界大会を観た方ならおわかりだと思いますが、環境はBIG6を完全にメタっていました。DAY2では勝つことが難しい構築ばかり当たりました。日本の環境が遅れていたのかもしれません。マスターでは日本人のトップカットは無かったそうです。VGC2017では世界の環境を把握して考察できるようにしたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!