【ポケモンWCS2016準優勝】 使用構築
◎世界大会使用構築
僕は全国大会ではカイオーガレックウザを使用していたのですが、ある方にグラードンゼルネアスを推されたため使用することにしました。初めはドータクンを用いた(俗に言うBIG-B)構築を考えたのですが、めざめるパワー氷を持つグラードンにより壊滅することに気付いたので今の構築(以下BIG6)に至りました。
結果:世界大会準優勝
★グラードン @べにいろのたま
技:ふんか だいちのちから 10まんボルト まもる
特性:ひでり→おわりのだいち
性格:おくびょう
努力値配分:C252 D4 S252
S90族から上を取り、高火力で相手のポケモンを縛る。
だんがいのつるぎを採用したかったが、相手のグラードンを縛ることが出来なかったり、命中不安が問題だったため、特殊型を採用。
・ふんか
高火力範囲技。ファイアローと組み合わせると、カイオーガがいない限り炎技でゴリ押せる。
・だいちのちから
対グラードン用。ピンポイントかもしれないが、HPが削れてふんかを打ちづらい場面でも役に立つ。
・10まんボルト
対ファイアロー、カイオーガ用。対カイオーガというのは、ファイアローのブレイブバードと組み合わせた際に縛れるということ。
・まもる
特に説明することはない。
★ゼルネアス @パワフルハーブ
技:マジカルシャイン ムーンフォース ジオコントロール まもる
特性:フェアリーオーラ
性格:おくびょう
努力値配分:H B4 C60 D4 S252
ガルーラやボーマンダやドーブルなどを隣に並べ、ジオコントロールを積み、一気に圧力をかける。特性とムーンフォースの相性が良く、半減でもダメージに期待ができる。
・マジカルシャイン
ジオコントロールを積んだ後に打つ。2段階上昇からの範囲技はかなりの信頼を持てる。
・ムーンフォース
2段階上昇していれば、大半のフェアリー等倍のポケモン縛れる。
・ジオコントロール
ゼルネアスの代名詞。この技がある限り、相手は特殊型のポケモンを選択しづらくなる。
・まもる
集中攻撃されることが多いため、当然のまもる。
★ガルーラ @ガルーラナイト
技:やつあたり ふいうち グロウパンチ ねこだまし
特性:せいしんりょく→おやこあい
性格:ようき
努力値配分:H4 A252 S252
S100族ノーマルタイプといった高性能なポケモン。おやこあいは、ドーブルのきあいのタスキを貫通し縛れる有能特性。グロウパンチを積むことによって相手に圧力をかけることが出来る。
・やつあたり
すてみタックルとの選択に困ったが、圧力をかけるポケモンが反動ダメージを食らうことは好ましくない。おんがえしでないのは、へんしんドーブルやメタモンを意識したため。
・ふいうち
先制技。この技を持つことで縛れるポケモンも増える。だが、あまり打たない。
・グロウパンチ
格闘枠。けたぐりも考慮したが、ガルーラが50%の乱数であった。トリックルーム下のふいうちで圧力をかけるために積み技を採用。
・ねこだまし
このルールでは必要不可欠。1ターンでも相手に有利が出来てしまったら流れを持って行かれるため採用。
★ボーマンダ @ボーマンダナイト
技:ハイパーボイス すてみタックル おいかぜ まもる
特性:いかく→スカイスキン
性格:むじゃき
努力値配分:A4 C252 S252
高火力範囲技の持ち主。特性がとても優秀で、いかくにより物理型2体を並べられることはほぼない。特殊耐久の薄いグラードンへのハイパーボイスはダメージに期待できる。
・ハイパーボイス
高火力範囲技。採用しない理由がない。
・すてみタックル
ハイパーボイスがあまり通らないカイオーガへの物理打点。ワイドガード警戒の択でも活躍する。
・おいかぜ
S操作技。相手においかぜ要員がいた際、有利を取られてしまうので採用。
・まもる
正味この技を必要と感じる場面が少なかった。ほえるを持たせた方が良かったと感じる。
★ファイアロー @いのちのたま
技:ブレイブバード フレアドライブ おいかぜ よこどり
特性:はやてのつばさ
性格:ようき
努力値配分:H4 A252 S252
縛り性能が最も高いポケモン。残りHPが少なくてもおいかぜを先制で打つという仕事人。
・ブレイブバード
このルールでは飛行タイプの貫通性が良いため、縛りやすい。
・フレアドライブ
強い晴れ状態の時、とてつもないダメージを与えることが出来る。
・おいかぜ
先制おいかぜはファイアローの強みの一つ。
・よこどり
クロバットに対抗する技。おいかぜやファストガードを盗むことが出来る。
★ドーブル @きあいのタスキ
技:ねこだまし ダークホール このゆびとまれ ワイドガード
特性:ムラっけ
性格:のんき (実数値S84)
努力値配分:H252 B252 D4
トリックルーム下でダークホールを打つ。主にガルーラとゼルネアスの護衛に努める。このポケモンを見せるだけで、相手の先発はドーブル意識の並びになることが確定する。
・ねこだまし
高火力のポケモンや面倒な事をしそうなポケモンに打つ。ゼルネアスの起点を作る。
・ダークホール
両方のポケモンを停止させるこのルール最強の技。ドーブルの代名詞。
・このゆびとまれ
ゼルネアスがファイアローに縛られる事が多々あったので採用。
・ワイドガード
カイオーガやグラードンなどの高火力範囲技を阻止する。
世界大会を観た方ならおわかりだと思いますが、環境はBIG6を完全にメタっていました。DAY2では勝つことが難しい構築ばかり当たりました。日本の環境が遅れていたのかもしれません。マスターでは日本人のトップカットは無かったそうです。VGC2017では世界の環境を把握して考察できるようにしたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!